馬の気持ちはわからない(一口馬主遺産)

『馬の気持ちはわからない(『傍観罪で終身刑』改メ)』(http://d.hatena.ne.jp/Southend/)の移転先にして遺跡です

「反論」の大切さ

地球温暖化で何か問題でも? - 内田樹の研究室
▼正しい。
 いや、理屈が正しいかは僕にはよく分かりませんし(つうか多分色々おかしいところがあるような気がする・・・・・・太陽の話とか)、物言いに煽り色が塗布されている気がするのもどうかと思いますが、物の「見方」としては圧倒的に正しい。世論やメディアの方向性が圧倒的に一方に偏っている時、その真逆の視点から物事を考えられるということは、絶対的に必要な機能だと思います。その上で、どちらか一方に固執しない柔軟性があれば言う事はないでしょう。「温暖化によるメリット」というものはないのか考えてみる視点、最低でも、「そうした視点に基づいた意見がメディアにほとんど露出しないことの気持ち悪さ」を看取できるだけの感性は持っておきたいと思います。
 ちなみにウチのメインの競馬語りについても、基本的にそういう姿勢でやっていこうと思ってるんですが・・・・・・なかなか上手くはいかないですね。声の大きい意見に逆らおうとするのは、それだけで余分なエネルギーを使うものです。だからこそ価値があるという考え方もありますが。


▼とはいえこうした環境問題については、危険性を懸念する側に多少なりとも軸足を置いた方が安全なのも確か。例えば化学物質関連なら、環境ホルモンダイオキシン問題のようになんとなくうやむやになってしまう例(もちろん危険性が完全に否定されたわけではありませんが)もあれば、アスベスト問題のように悲惨な被害を生じさせてしまう例もあり、疑わしきは罰せよ・・・・・・とは言わないまでも、徹底的に疑ってみるのが無難でしょう。

 温暖化問題の筋で考えてみると、海面上昇問題ってのはかなりフェイタルだよなぁと思います。なので、それを誘引する(かもしれない)要素は極力排するという姿勢が間違っているとは思えません(その一点に絞ってもやっぱり侃々諤々の様相らしいですが)。一方で、バビロン・プロジェクトをちょっとリアルで見てみたい気も・・・・・・なんて書いたら怒られそうですが。


▼ちなみに個人的には、温暖化を云々するより、単純に総論あるいは根本としての資源・エネルギー問題に特化して考えた方がいいと思ってます。資源・エネルギー使用効率の向上が、結果的に多くを良い方向に導くのではないかと。
 それ以上の細かい各論は、僕のような素人が考えても休むに似たりなのでアレですが、地球の片隅に間借りしている身としてキニナルところではありますので、ボチボチ調べていってみようとは思います。