大事なことはすべてマンガから学べる(非推奨)。
▼先日このエントリでパトレイバーの話を出して、でも細かいこと忘れてたんで久々に読み返して(やっぱ面白いわー)いたら、こんなやり取りがありました。
野明「あのですね、物事ってゆーのは最悪の事態ばかり考えてたら何もできないっしょ?あたしはね、遊馬のその、悪い方へ悪い方へと物事を考えるクセが腹立たしいわけだ。」
遊馬「そいつは悪かったな。こういう性格なんだ。コトが希望通り運んだためしなんかないもんでね。」
野明「それはね、成功することを疑ってるからだよ。」
遊馬「ばっきゃろー、世の中なあ、信じれば上手くいくってもんじゃないんだよ。」
野明「気持ちだ気持ち! まず気持ちが欲しないと、前へ進んで行けないじゃないか。」
遊馬「前へ進んでどうするんだよ? その先ゃ断崖絶壁かもしれんじゃないか?」
野明「ほらそれだ、この臆病者。そうやって何もしようとしないんだろ?」
遊馬「ああそうだよ。『虎穴に入らずんば食われず』だ。」
野明「そーゆー生き方って楽しい?」
遊馬「気が楽だ。偽善もやらんですむからな。」
野明「あたしのやってることが偽善か!?」
遊馬「そーだよ、んでもってただの自己満足ってやつだよ。あたしは一生懸命やりましたって・・・言い訳が欲しいだけに見えるぜ。実は結果なんか二の次でな、疲れた自分をほめてやりたいだけのナルシストなんだろう。」
野明「ふーん、酒が入ると言いたいこと言ってケンカ売れるんだ。卑怯者。」
遊馬「んだとー!」
野明「お〜、やるか!」
『機動警察パトレイバー』少年サンデーコミックス18巻P145〜148より、一部改変して引用
なんというポジティブ教徒vsネガティブ教徒の口ゲンカ(注:この場面の舞台は居酒屋で、両者酒が入ってます)。
▼ちなみにこの後の野明のセリフに、
「たいそうなことを考えてるわけじゃない。あたしは立派な大人になりたいだけなんだ。」
というものがあります。まぁなんというか、ある動機や目的(例えばナンパとか)があって、それを真っ直ぐに見てさえいれば、自然と前向きな言動になっちゃうのかな、という気も。それが結果に直結する、とまでは思いませんけど。
▼ちなみに自分は・・・・・・「立派な大人」後藤隊長の“みんなで幸せになろうよ”派です(えー)。
<関連>
●機動警察パトレイバー - Wikipedia
●機動警察パトレイバーの登場人物 - Wikipedia
●ポジティブ教とは - はてなキーワード
●本文「ポジティブ教」 を検索 - はてなブックマーク
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