馬の気持ちはわからない(一口馬主遺産)

『馬の気持ちはわからない(『傍観罪で終身刑』改メ)』(http://d.hatena.ne.jp/Southend/)の移転先にして遺跡です

日本非居住の外国人馬主認可問題

▼ダーレーの件がうやむやになって目に見える外圧が落ちたからしばらくスルーで、という雰囲気なのかと思ってたら、微妙に動きが出つつある模様。

嵐猫KU(死語?)。中日スポーツの記事だそうで。

JRAは先ごろ、日本馬主協会連合会の上層部に対して、非公式ながら外国人馬主を認めざるを得ない
という見解を示した。
(中略)
昨年、UAEドバイのシェイク・モハメド殿下が統括する競走馬生産組織「ダーレー」傘下の
ダーレー・ジャパン・ファームの馬主登録が認められた(のちに返上)。次に来るのが
外国人馬主の規制緩和というのは、ある程度は予測されていた。

観測気球とまでは言わないですけど、何事も実際に動き出すまでが長いですし、ここから馬主サイドとの折衝も色々ありそうですから、まぁ当座のところはふーん程度で。

JRAが方針を固めたのは「政府レベルで要求されたらひとたまりもない」という危機感もある。
日本は原油輸入の大半を中東に依存。その中東はドバイ、サウジアラビアが競馬に力を入れている。
日本で馬を持ちたいと要求があれば断り切れる話ではない。速めに防波堤を作っておきたいという考え方だ。

ほとんど中東しか向いてない話っぽい。

44 :名無しさん@恐縮です:2008/04/25(金) 14:29:45 ID:70At6jab0
>>35
輸入検疫代約300万はディスカウントできない。
だから日本人バイヤーが日本に輸入する目的で海外で買う馬の最も多いのが
1000万〜3000万円ぐらいの微妙な価格帯になる。

あれ、輸入経費安くなったのかな? “輸入検疫代”というのがなにを指すのかイマイチ分かりませんけど、以前は関税「だけ」で1頭あたり300万円オーバーだったような記憶が。まとめて何頭かチャーター便に相乗りさせても、諸々の経費込みで7〜800万円ぐらいが相場でした。今は違うのかな。
 まぁどっちにしろそんな余計な費用が掛かるわけで、オイルマネーじゃぶじゃぶか日本に生産拠点持ってるかでもないと旨味がない。社台との対立構造という絵図はイメージ的に描きやすいんですけど、社台としてはむしろセレクトセールの優良顧客になってもらえてウマウマ、マイナス面を含めてもトータルではトントンなんじゃないの、という気も。まぁ表面上は抵抗せざるをえないでしょうけど(その辺大井の海外馬導入騒ぎの構図と似てきそう)。だもんで、本気で抵抗しなきゃならんのは、単にパイ(賞金)を食われるだけのオーナーブリーダーラフィアンや西山さんみたいな)やら普通のオーナーやらだろうなぁ、という印象。
 まぁ、どちらにせよすぐにどうこうという話でもなさそうですし(正式認可までの時間はもちろん、仮にたった今認可されたとしても、目に見えて影響が出るのは5年後とかそれぐらいからでは)、いちファンとしてはそんなに影響なさそう。
 とりあえず、馬主サイドがどういう反応をするかがある意味楽しみ。一口馬主的には・・・・・・まぁ生活掛かってるわけでもないですからねぇ。