馬の気持ちはわからない(一口馬主遺産)

『馬の気持ちはわからない(『傍観罪で終身刑』改メ)』(http://d.hatena.ne.jp/Southend/)の移転先にして遺跡です

オフィサー、帝王賞は11着。

 まずまずのスタートから、馬なりで2番手へ。3角では逃げるフリオーソに迫ったものの、4角より逆に差を広げられ後退。直線では見せ場なく、結果11着での入線となっています。
「返し馬の雰囲気も良く、デキ自体は決して悪くありませんでした。レースでは楽に2番手につけ、どこまで粘れるかを考えながら進めていましたが、3コーナーを過ぎた辺りから手応えが一杯になってしまって…。相手が強い上に、2000mの距離。ちょっと分が悪かったように思います」(福永騎手)

「ペースがゆったりと流れ、そこを2番手で折り合えたものですから、『もしかしたら!?』と夢を見ましたが、最後はパッタリと止まってしまいましたね。ラストの手応えのなさを見ると、やはり距離が長かったと言わざるをえないでしょう。ただ、これもひとつのチャレンジ。馬は頑張って走ってくれました」(森調教師)

◆周知の通り、距離克服が鍵とされた一戦でしたが、やはりマイルあたりから失速してしまったように、現実はそう甘いものではありませんでした。ただし、今日のレースぶりを見る限り、1700mであれば位置取りを問わず、展開次第で我慢が利きそうにも見て取れましたので、次走は北海道開催への参戦も検討。この後は函館競馬場に移動し、馬の状態を確認していく予定になっています。(HTC)

▼広尾公式より。なんというか、チャレンジ自体は否定するものではありませんが、あのレース振りで函館1700mへ、という発想が全く理解できません。展開次第で、とか書いてますが、函館と札幌のダートオープンは、スタミナ自慢が早めに仕掛けて我慢比べ、というのがデフォではないかという気がするんですが・・・・・・。フィールドルージュとかヒシアトラスとかパーソナルラッシュとかハードクリスタルとかメイショウトウコンとか、あの辺のイメージ。短距離馬がちょっと折り合えるようになったからって通用する舞台とも思えないんですけどね。
 除外不安もありますし、栗東に置いて新潟と小倉の両睨みでいいのに・・・・・・と思いつつ、まぁ「餅は餅屋」という格言もあることですし、生暖かく見守ります。
 しかし、馬自身は本当にタフ。これで36戦ですか。ダートの短距離馬という難しい条件でもあり、厩舎の管理努力も含め、頭が下がります。