馬の気持ちはわからない(一口馬主遺産)

『馬の気持ちはわからない(『傍観罪で終身刑』改メ)』(http://d.hatena.ne.jp/Southend/)の移転先にして遺跡です

血統理論が分からない

その数学が血統を決める: まったり血統派の茶飲み話
▼この記事を読んでて、そういえば自分は「(ある種の)血統理論が理解できない」人だというのを思い出しました。元記事の表現は、

○×に「競走能力」は無理としても「売却金額」ならあり得る話だろう。例えば種付け予算と希望の売却価格をインプットすると、候補の種牡馬が順位付けされてアウトプットされるというふうに。

というもので、僕もそれに同意するものですが、巷には「配合」自体の良し悪しを定量化するような理論やソフトが実際にあって、そういうものをチラッと目にするたびに、いつも不思議に思っていたりします。
 ここ2〜3週間ほど一口の馬選びに夢中になっていて、もちろんカタログには血統表もブラックタイプも載っているので参考にはしますが、「血統の良し悪し」ならともかく「配合の良し悪し」というのはイマイチよく分かりません。
 個人的には、3×3とかの濃いインブリードは意識しますが、それ以上のことは深く考えず、あくまで馬(体)とそれに関わる人(厩舎とか)本位で出資馬を選んでいます(その辺を見る目はあるよ、という話ではなく)。血統論というのは、後付けで語るには面白い要素だと思いますが、出来上がってきた馬を選定する基準としては無意味に近いんじゃないかなぁというのが今の実感です。
 これが例えば、

みたいな馬体的特徴(例に挙げたのは結構適当ですが)を意識したものなら意味はあるんでしょうけど、「サンデー系×ミスプロ系」みたいな大雑把なニックスとか、あと5代血統表に載らないような古いところでNearcoのクロスが何本あるとか母系に入った○○がいいスパイスになっているとかいった話は、あまり考慮に値するとは思えません。


▼この辺、もしこれを読まれている中で所謂「血統論」(IKとかドサージュとか、それ以外でも)に造詣の深い方がおられましたら、何卒ひとつ僕の蒙を啓いていただければと思うんですがどんなものでしょう。

サラブレッドの生産が始まってから3世紀を超えてもなお、血統理論を科学の域にまで押し上げられたものはなく、サラブレッドの血統に関する研究や理論は、未だ疑似科学の域を脱していない。

子 - Wikipedia


<自分用メモ>