馬の気持ちはわからない(一口馬主遺産)

『馬の気持ちはわからない(『傍観罪で終身刑』改メ)』(http://d.hatena.ne.jp/Southend/)の移転先にして遺跡です

ロードニュースターは……13着。

http://jra.jp/JRADB/asx/2008/06/200804060411p.asx
▼↑パトロールビデオ。リアルタイムでは見ていなかったんですが、結果を見てさすがに負けすぎなのでなにかあっただろうと思ったら、いやもう、ひどいもんで……。


 しかし、戦前の展望コメントでほのめかしてはいたんですが、なんというか、こうなる可能性は高いんじゃないかと思ってました。「予感」ではなく「予測」です。中山芝2200mという舞台はトリッキーで(細かい状況は忘れましたが一昨年はマツリダゴッホもやらかしてましたね)、本番に直結しないというのは散々言われていることですし、今年はドングリの背比べメンバーでフルゲートかつ天候(馬場状態)も微妙。そこへ後方一手の馬を送り込めば、全力を出し切れない「蓋然性が高い」状況だろうと。そこに真ん中の奇数枠を引いた時点で、まず権利取りは無理だと覚悟を決めていました。
 どうでもいいんですが、前日売りのおそらく午前7時40分頃に、この馬に複勝の大口(100万円?)が入っていたんですよねー。まぁ1000万下での3連敗が明らかに力負けではなかったので、まともなら狙って当然の穴馬だったんでしょうけど、ギャンブラーとしてはもう一歩読みが足りなかったですね、と後出しでダメ出し。あ、僕ですか? チャールズの単勝でしたがなにか(えー)。


 騎乗自体は、まぁ出負けした時点でもうどうしようもなかったと思いますが、全周パトロールを見ると、落馬事故が起きる直前でわざわざ外に出そうとしているのが気になります。内目があまりにもゴチャついているのが見えたからかもしれませんが、タイミング的には変だったなあと。
 まぁそれはいいとしても、問題は終いに「脚を使わせている」こと。あれだけの不利を受けた時点で既に「馬の全力を出し切る」ことはもう無理なわけですから、ヨコテンやカツハルならあとはつかまっているだけだったでしょうに、(最後は流したとはいえ)勝負所でムチ入れて、3位タイの上がり(35.1秒)使わせてるんだもんなぁ……ホント勘弁してくれという感じです。


 そんなこんなで、もし本当に菊に行きたいなら、僕はトライアル「なんか」ではなく同日阪神の自己条件(美作特別)を使うべきだったと思っていました。それは結果論ではなく、もし取りこぼしても中1週で阪神最終週の兵庫特別(ハンデ・芝2400m)がある以上、輸送と重賞で消耗させなければ、そこでもうワンチャンス取りに行っても大きなダメージはないだろう、という判断でした。
 「運がない馬」という表現自体に異議を唱えるつもりはありませんが、「運は掴むものだ」というのも強調しておきたいところではあり。菊花賞は……まず出られるかどうかですね。ただ、こういう流れで連戦するのは愚策だと思いますので、菊は直行で抽選に賭けて、ダメなら一から出直しという形でやってもらいたいところです。個人的な見解というか願望ですので、その旨悪しからず。決してロードアリエスが出られそうだからこっちはいいや、と思っているわけではありません(ぉ)。


▼ウインスカイハイもあと一歩で勝ち切れず、仕方なくもう一丁という展開になってしまいました。うーん、流れ悪いなぁ。


<追記>
▼リノーンリーズンは、急性心不全だったんですね……。冥福を祈ります。