馬の気持ちはわからない(一口馬主遺産)

『馬の気持ちはわからない(『傍観罪で終身刑』改メ)』(http://d.hatena.ne.jp/Southend/)の移転先にして遺跡です

今週の出走馬(4頭)。

●ウイントランザム 土曜新潟10R わらび賞(3歳500万下・ダ1800m) 吉田隼 前走3着
●サマーアイ 土曜京都2R 3歳未勝利(ダ1200m) 浜中 前走2着
●コロナループ 土曜新潟8R 500万下(ダ1200m) 平野 04/14帰厩
●サマーベニング 日曜新潟1R 3歳未勝利(ダ1200m) 古川 03/18入厩 04/08ゲート試験合格
▼ウイントランザムは中2週。放牧明けから中1週・中1週遠征・中1週遠征と来てまた遠征ですから、この馬のタフさには頭が下がります。とはいえ山内厩舎の特徴として一息入れるとガッタガタになってしまうのがパターンなんですが、元気なうちは使って欲しいというのが偽らざるところ。経験上、脚元にさえ影響しなければ肉体疲労はさほど尾を引かないことが多い印象もあります。まぁそのへんはともかく、今回に関しては頭数も相手関係も揃ったな、という感じ。相変わらず芝を使ってもいいのになーと個人的には思っていますが、それは秋以降でもいいのかも。
 夏目ちゃんことサマーアイは中2週。初出走となった前走は2着と頑張りましたが、1着馬には離されましたし、脚抜きの良い馬場状態だったこともあって半信半疑。前走良馬場で2着してきた2頭が相手としては強そうで、もしこの2頭に食い下がれるようなら本物と言えるでしょう。個人的には夏競馬でなんとかしてくれれば十分と思っているので、結果を焦る必要はない気がします。
 コロナループは短期放牧明け。久々の前走がプラス20キロでさすがに失速。絞れてさえいればこのクラスでもスピード上位だと思いますが、この厩舎の仕上げはあまり信用していないのでなんとも。在厩のまま次走を迎えるためにも、なんとか5着以内を確保してほしい、という感じです。
 サマーべニングはデビュー戦。今にして思えば、故障で出遅れたことからも分かる通り全体的なバランスが一息で、競馬に行ってどうかなという危惧が強いんですが、ダートの短距離ならなんとかパワーとスピードで通用しても、と淡い期待を抱いています。ともあれ、このまま無事出走を迎えれば、この世代の未デビュー馬はウインクロニクル1頭のみとなります。出走できる喜びを噛みしめつつ、まずは経験ということで。


▼出走が4頭だと寂しい、と感じてしまうメンタリティで可能かどうか分かりませんが、現1歳馬世代についてはなんとか少数精鋭作戦を採りたい所存。現3歳(19頭中勝ち上がり7頭、引退2頭)は無闇に振りに行き過ぎ、現2歳は(今のところ)バットを短く持ちすぎた感があるので、その反省を生かし、「球を見極めてコンパクトかつ強く振り抜く」イメージで選べないものかと考えています。抽象的な話でアレですが。
 ちなみに現2歳に関しては、入会クラブの非出資馬の中には既にトレセンや近郊牧場に移動している馬も結構出てきていますが、自分の出資馬でもちょこちょこと。
 まず、サンデーRの地方馬アンドラダイトが、二度のゲート試験をパスして5/18に能力試験を受ける模様。地方馬の相場がわからないのでなんとも言えませんが、今のところ悪い話は聞かないので楽しみです。早生まれのアドバンテージを生かして2歳戦から頑張ってくれれば嬉しいんですが、さて。
 そして駆け込み出資したロードエアフォースが、5月中に入厩予定の模様。能力面は分かりませんが、脚元に難しいところは少なそうなので、やはり2歳から元気に頑張ってもらいたいところ。ただ、エアエミネム産駒の傾向を見ると、中央で勝ち上がった9頭のうち、2歳戦で勝ったのは1頭だけな一方、その9頭中7頭までが2勝以上しているあたり、奥手な印象はあり。そういう意味ではあまり焦らなくてもいいのかも。
 他に関しては、ウェルシュマフィン最後の産駒・リーアノン、元出資馬の仔・ロードエスティーム、大型馬のウインラーニッドと、確実性を度外視して出資した3頭を除けば、さほど大きな心配はしていません。グリーンの3人娘は総じて順調そうですし、セゾンのサマーレジェンドやキャロットの関東牡馬2頭も早そう。ロードはケイアイF育成による出遅れは織り込み済みですし、ラフィアンの2頭は2歳からどうこうという期待は最初からしていません(むしろ使い出しを焦られる方が怖い)。南半球産のロットネストは元々半年遅れ覚悟。全馬、このまま大きなトラブルなく進んでくれればそれで、という感じです。


▼なんというか、デビュー前2歳馬の動向を見つつ、来るべき新規募集を思う今ぐらいから、応募が一段落する9月ぐらいまでが、一番幸せな時期かもなぁとなんとなく。しっかりと堪能したいと思います。まずは社台ツアーかな。