馬の気持ちはわからない(一口馬主遺産)

『馬の気持ちはわからない(『傍観罪で終身刑』改メ)』(http://d.hatena.ne.jp/Southend/)の移転先にして遺跡です

府中遠征行ってきました。

▼新装東京競馬場は初めて。広くて綺麗で天気が良くて気持ちよかったです。


▼ビンテージチャート@八ヶ岳特別。



11ヶ月ぶりでしたがそれを思わせない仕上がりでした。レースはスタートで騎手が鐙を踏み外すほどにバランスを崩しましたが、なんとか立て直し、直線内から叩き出されて先頭に立つと、なんと見事押し切り勝ち。ここまでの状態に仕上げてくれた陣営には脱帽ですし、出ていた横断幕の文句にもあった通り、馬自身の勝負根性も卓越したものがありました。
 レースは現地競馬クラスタのご好意でゴール板前で観ていましたが、勝つんじゃないか、と気付いた後はカメラが手につかず、ゴール板を過ぎた途端カメラを放り出して口取り集合場所までダッシュ。勝つ自信がある時はもっと近くで観るんですが、今回は正直なところ完全に油断していました……。
 おそらくウインブラッド以来約5年ぶりの府中での口取りは、馬の元気が良すぎて(パドックではあんなにローテーションだったのに……オンオフがはっきりしたタイプなのかも)落ち着いて写真は撮れませんでしたが、地下馬道を通ってウイナーズサークルに出る独特の雰囲気を久々に堪能できました。あと、一口を始めた頃の小僧イメージが強かった北村宏騎手が、間近で見るとすっかりオッサンで(失礼)なんだか感慨深かったり。


リアルインパクト@NHKマイル。

関係ないけどひろゆきってなんとなくアンカツ顔(?)だなと思ったり。

馬体重はプラス2キロ。輸送で大幅に減らした前走のことを考えるともう少し増えていてもと思いますが、今回はしっかり攻めての結果ですし、パドックの印象ではむしろ薄皮一枚太い、というか厚ぼったい感も。そういう意味ではまだ仕上がりもしくは完成途上なのかもしれないな、と。希望的観測かもしれませんが。
 レースは、痛恨の出負け。最内枠ということで窮屈な競馬になることは覚悟していましたが、結果的には案の定というか抜け出すまでに何度かロスがあり、グランプリボスへの雪辱はなりませんでした。スタートで安目を引かず、もう一段前で競馬できていればまだ違ったのかもしれませんが……。
 ……という感想は帰って映像を確認してからのもので、現地ではなにがなんだかわからないうちにレースが終わっていました。今回は落ち着いて冷静に観戦できると思っていたのに、たわいないものです。当然写真もまともに撮れず。とにかくG1で3着なら立派な結果。ジョッキーは「実力を出し切れなかった」とコメントしていましたが、切り替えて、捲土重来を期してほしいと思います。


▼レース後は、連れがいたこともあってメイン終了後早々に退散。新潟最終にグリューネワルトが出走することをすっかり失念しており、Twitterでその勝利を知る始末でした。やっぱり浮き足立っていたんでしょう。前回のブログ記事で陣営批判をしてしまったことも含め、申し訳ない限り。ただまぁ、新潟芝直千で57.2秒という勝ちタイムは、良馬場としては抜きん出て「遅い」ものですので、適性云々というより相手関係に恵まれた面が大きかった気もします。
 ともあれ、連れと軽く祝杯を挙げた後、チョイさん・bluemanさんと合流してホルモン焼き。結局帰りの新幹線は終電直前で、帰宅したのは日が変わってからでした。疲れましたが、非常に充実した東京遠征になりました。関係各方面に深謝を。


▼当日その他の写真。

マイネルモデルノ@八ヶ岳特別。



グランプリボス@NHKマイル。



↑クリアンサス@NHKマイル。