馬の気持ちはわからない(一口馬主遺産)

『馬の気持ちはわからない(『傍観罪で終身刑』改メ)』(http://d.hatena.ne.jp/Southend/)の移転先にして遺跡です

今週の出走馬(8頭)。/さよならベティーズホープ。

  • トランスワープ 土曜福島11R 福島民報杯(OP・芝2000m) 大野 03/10帰厩
  • グリューネワルト 土曜福島12R 喜多方特別(500万下・芝1200m) 上村 03/20帰厩
  • エースドライバー 土曜中山6R 3歳未勝利(芝1600m) 北村宏 03/15帰厩
  • キャトルフィーユ 土曜阪神10R 忘れな草賞(3歳OP・牝・芝2000m) C.デムーロ 前走5着
  • マージービート 日曜福島8R 500万下(芝2600m) 西村 前走7着
  • トルバドゥール 日曜中山8R 500万下(ダ1800m) 横山典 03/22帰厩
  • マイネルアイザック 日曜阪神4R 3歳未勝利(芝2000m) 藤懸 前走2着
  • スターコレクション 日曜阪神7R 500万下(芝2000m) 福永 前走5着

トランスワープは2ヶ月ぶり。7歳にして連勝でオープン入りと、大事に使ってきたのが結実してきた感じ。また大野騎手との相性の良さ(2.2.0.0)も特筆ものです。前走で速い上がりの決着にも対応できましたし、開幕週で前で競馬できる強みも生かせそうで、あとは相手関係だけ。歳も歳ですし、一戦一戦悔いのないレースを。
 グリューネワルトは2ヶ月ぶり。現級は勝っているだけにもどかしい近走成績。久々にスカッとしたいところですが、どうも好走パターンが読めないお嬢さんだけに期待感は持ちづらいところ。
 エースドライバーは3ヶ月ぶり&去勢明け。去勢効果で、気性はもちろん馬体的にも良い意味で枯れてきてくれればいいんですが、即結果につながる変化を求めるのは酷かもしれません。
 キャトルフィーユは中2週。アルメリア賞は展開利の影響がどれだけあったのか不分明でしたが、スタートで安めを引いたフラワーCでは、絶望的な位置から5着まで押し上げてみせ、能力の高さを確認できました。実績を額面通りに受け止めれば、ここはチャンス大。強行軍ですがなんとか満額回答を期待します。
 マージービートは中2週。切れないながらもバテない強みを活かすには長距離で積極的に乗るしかない、という印象。条件が揃ったここで動けないようでは将来の展望がありません。500万下を勝てずに終わる馬ではない、とは思っているんですが、さて。
 トルバドゥールは短期放牧明け。どうも体質が弱く、使い込めないのがネック。とはいえ能力的にはこのクラスは十分勝てるものがありますし、良いジョッキーも確保できましたので、あとは中山への対応力次第でしょう。もっとも、そこが一番不安ですが。
 マイネルアイザックは中2週。叩き一変を見せてくれた前走を鵜呑みにしていいのかどうか、まだ半信半疑。とにかく切れないタイプなのは間違いないと思いますので、今回も減量を生かして積極的に乗ってくれれば。
 スターコレクションは中2週。久々の前走は、後方からの競馬でしたが最後良く伸びて掲示板確保。これまでの結果を見るかぎりは、道中ゆったり運んだほうが良さそうでもあり、2000mへの距離延長自体はこなしてくれるのではないかと思います。陣営も素質は認めているだけに、そろそろ軌道に乗ってきてほしいもの。


▼デビュー戦後に疝痛を発症し、トレセン内の診療所で治療が続いていたベティーホープでしたが、3日に容態が急変、安楽死の処置が施されました。冥福を祈ります。
 出資馬が現役中に亡くなるのは、モアグレイスに続いてグリーンでは2頭目。現3〜5歳の3世代で7頭の中のことですから厳しいです。これで現役馬は2歳のモアグレイスの下・グレイスフルデイズと、5歳のブリージーデイズの「日々」馬2頭のみ。相性というものはあるにしても、こうまで噛み合わないというのは尋常ではありません。デイズたちの無事を願います。