是々非々以前にちと気になったこと
馬インフルは、感染力が強力なだけでであって、それが弱ければ、特に怖い病気ではないですからね。
▼この記事を受けての、以下のエントリ。
●http://yosouka.net/cgi/mt/archives/000638.html
おそらく、書き手の駿平さんは「馬インフルは、感染力が強力なだけでであって、それが弱ければ、特に怖い病気ではないですからね。」ともお書きなので、おそらく「インフルエンザってただの風邪でしょ？」とお思いなのでしょう。
▼さらにこの「おそらく」が２回使用された文面を受けての、以下のブクマコメント。
●はてなブックマーク - MARIUSのブックマーク / 2007年8月27日
いくらエクスキューズを用意しようとも、インフルエンザと風邪を同列に置くような人は基礎的な知識から欠けているのではとしか思えません。
▼ブクマコメントについては、「誰が」とは書かれてないにしても、三段論法的に、その対象は限られていると捉えてよいでしょうね？（もし単なる一般論ならすいません、以下スルーしてください）
･･････えーと、「感染力が強力」と書かれている時点で、いくらエクスキューズを用意しようとも、その表現を含んだ文章を＜「ただの風邪」と思ってる＞＜同列に置いている＞という風に読むのは、ちと強引ではないかなぁと。まぁ、
和田師「騒ぎ過ぎ。風邪ぐらいで競馬をやめること自体がナンセンス。（後略）」
http://www.nikkansports.com/race/p-rc-tp0-20070821-244587.html
これぐらいラディカルな表現をされてるのであれば、それは十分突っ込みどころではないかとは思いますけど。
病気（感染症）において、「感染力の強弱」というのは非常にクリティカルな差異ではありませんか？ その点を踏まえた上で、「おそらくワクチンが一定の効果を上げており、感染率や重篤な症状が抑えられている」という見た目上の事実に基づいて話をされている方に、そういう話の吹っかけ方をしても噛み合うはずがないのでは。
「演説」（もしくは「攻撃」）をされたいというのであれば仕方ありませんが、もし「議論」されたいのであれば、もっと相手の言説を読み取るに慎重であられるべきではないかと。もちろん、『岩手競馬に注目！』さんの真意や理解度が実際どうであるか（例えばウイルスの変異の危険性についてなど）、という点については、僕が把握しているわけもありませんが。
念のために書いておきますが、馬インフルエンザを巡る議論の一部ではなく、ひとりの読み手の、愛読し高く評価する（僕にされても仕方ないでしょうけど）ブログの書き手への、ブロガーとしての姿勢への疑義ですので悪しからず。まぁ、片方はブクマコメントですので「いちいち突っ込むなよ」という話かもしれませんが。
物事の是々非々を争うのは有意義なことだと思いますが、論調によって敵味方に色分けされてしまうがごときは（少なくとも自分は）望んでいません。ご両人におかれましてはいかがでしょうか？
