馬の気持ちはわからない(一口馬主遺産)

『馬の気持ちはわからない(『傍観罪で終身刑』改メ)』(http://d.hatena.ne.jp/Southend/)の移転先にして遺跡です

流れよわが涙、と河野通文は言った

【あるアンちゃんの秘かな決意】

「人はええ。馬はどないなったんじゃい」

 携帯に届いた落馬報告に、そうまくし立てた馬主。人とはジョッキー。それも昨日初めて手綱をとったばかりのアンちゃん騎手。

 問題はそれで終らなかった。今度は所属厩舎と馬主が、生産ファームの担当者をはさんでこじれた。結局は同じ冠がつけられた所有馬のすべてが転厩。最悪の形で幕がおろされた。

 唇を噛み、うつむくアンちゃん。が、まさに「親」であり、管理馬という財産をなげうち、体を張って自分を擁護してくれた調教師への恩は金輪際忘れまい。

「もう、あの人の馬には跨りません」

 顔をあげ、キッとまなじり決したアンちゃん。思わず調教師に熱いものがこみ上げる。これで東西2人目の騎乗拒否宣言となった。
(下記サイト配信のメルマガより抜粋)

http://www.s-shimizu.jp/pc/?PHPSESSID=eb334946bb83a7322ae779e4635a34df

月曜日にJRAーVANのデータ更新があったので河野通文の管理馬を見てみると近藤利一氏の所有馬が3頭減っていました。

[RBN] 近藤利一氏と美浦・河野通文調教師のその後

▼というわけで、界隈で話題になっている河野&三浦師弟とアドマイヤ近藤氏の揉め事が、いよいよという展開を見せています。といっても、問題が近藤氏だけの話なら別に「ふーん」で(少なくとも僕は)済んでいたんですが。

所属厩舎と馬主が、生産ファームの担当者をはさんでこじれた。

ここを見て、そういえばキャロットの現2歳馬に河野厩舎予定の馬がいたっけ、と確認してみたところ・・・・・・。

08/4/25 (前略)なお同馬は美浦・奥平厩舎に入厩予定と変更になりました。
(キャロット公式より)

・・・・・・気づけよ、俺! とりあえずこの話題に触れるのはちゃんとデータで転厩が確認できるまで・・・・・・と思ってたら、もう1ヶ月も前に半確定ソースがあったんですね。全く気付いてなかった。いや、そういえば会報5月号で、1頭なぜか今頃になって厩舎未定表記の馬がいるなぁ・・・・・・とは思ったんですが、出資してなかったのでそのまま流し読んでしまいました。
 まぁ元々ノーザンファームと河野師の縁は深いとは言えず(というか完全に社台ファーム寄りの調教師)、近藤氏が取り持った関係性から細々とキャロットからの預託があった(サンデーRからの預託はここ最近無し)のだと考えれば、別にこの措置も不思議ではありませんが、それにしてもなぁ、という印象はあり。
 あと、さっきまで存在自体忘れてましたが、大魔神佐々木主浩氏のキャプテンマジンも河野厩舎ですね・・・・・・この流れだと、当然この馬も転厩となるんでしょうか。


▼まぁ、だからといってやっぱり一ファンとしては、これ以上どうアプローチしようもない話なのは確かなんですが。馬主の権利と言ってしまえばそれまでですし。ただ、近藤氏がタニマチやってるという朝青龍のヤンチャぶりがまたぞろ話題になってるせいかもしれませんが、「品格」という使い慣れない言葉が思わず脳裏に浮かんでしまうような騒動だなぁ、とは思ったりも。
 ・・・・・・と、とりあえずはそんなところで。