馬の気持ちはわからない(一口馬主遺産)

『馬の気持ちはわからない(『傍観罪で終身刑』改メ)』(http://d.hatena.ne.jp/Southend/)の移転先にして遺跡です

サーチエネミーの会を知っていますか

http://www.efp.gr.jp/

フォスターホースとは?

「フォスターペアレント」とは「里親」のこと。この会では「里子」である引退競走馬を「フォスターホース」と呼び、会員のみなさんの会費を中心に、BTCから受ける助成金、物品販売の売り上げ、ご寄付等により7頭の馬を養っています。

▼先日この会の一般会員(費用:月額1000円)になったんですが、そこで「引退馬ネット」というシステムがあることを知りました。


「引退馬ネット」は、引退競走馬の余生を支援するネットワークです。

引退競走馬を引き取りたいと思う人、生かしたいという思いの人、そして馬を預かる人。馬と人、人と人の関係を取り持ち、引退馬の余生を応援するのサポートシステムです。

馬主と繋養先双方の立場に立って関係を取り持ち、双方の立場から円滑に馬が繋養できるようにコーディネートします。

運営はイグレット軽種馬フォスターフォースの会(FPの会)が行います。

▼で、そこで見知った名前があったのでビックリ。


http://searchenemy.com/index.html

「サーチ会」では競走馬を引退したサーチエネミーの健やかで幸せな馬生を送ることができるよう
見守り支援してくださる仲間を募集しています。(馬主としての責任は一切ありません。)
月会費、一口2,000円(複数口可)で第二の馬生を支えて下さい。
サーチエネミーは現在、千葉県香取市の「乗馬倶楽部イグレット」にて繁養されています。ここはナイスネイチャやトウショウフェノマといった馬を支えてきた実績のあるFPの会という組織を運営している場所です。


「サーチエネミーの会」

右前浅屈腱炎のため7歳で中央競馬を引退したサーチエネミー。
紆余曲折があり、それでも1600万クラスまで頑張った馬です。
一口馬主としての縁でサーチエネミーの余生を最後まで見守りたいと願い、会を結成し彼の命を守っていく決心をしました。

▼ご存知の方には言うまでもありませんが、サーチエネミーはキャロットクラブの元所属馬です。これは素晴らしい取り組みだ……と思ったんですが、現在の募集状況を見るとこんな感じの模様。

会員数 5名(発起人を除く)  口数 5口  (1口=2000円 1/2口より受付)

http://www.intaiba.net/general/ichiran.html

ちなみに目標は40口だそうです。
 一口「馬主」と言っても、その実態は愛馬会法人を経由した、現役競走馬へのファンド。全く金銭的リターンがないという前提で、元出資馬の余生に対して毎月2000円づつ支払うというのは、簡単なことではありません。なかなか参加者が集まらないのもむべなるかな、という印象です。
 ただ、この状況が、前提条件の難しさではなく、単に認知度不足がもたらしている可能性もあるのかな・・・・・・とも少し考えています。というか、そうであってほしい、というのが正確なところかもしれません。というのも、自分もいつか、こういう形で元出資馬を見守ることができたら素敵だな、と思うからです。一人で複数口持つのはさすがに厳しそうですが、1口2000円負担で済むのであれば、クラブひとつ辞めれば簡単に捻出できる計算ですので。


▼とまあそういうわけで、サーチエネミーに縁のある方で、もし今サーチがこういう状況であるということをご存じない方がいらっしゃったら……と思って、エントリに上げてみました。といっても、ウチぐらいのアクセス数ではなんともという感じではありますが、まぁ微力ながら、ということで。
 本当はクラブのサイトや会報とかで大々的に取り上げてもらえればいいんでしょうけどね……色々と難しい面もありそうな気がします。