α55で競馬撮影・最速(多分)レビュー
▼タイトルは釣りで、いつも通り出資馬写真エントリです(一応最後にちょっとだけ使用感レビューあり)。
ソニー デジタル一眼レフ α55(ボディ単体) SLT-A55V
とはいえ買っちゃったのは本当ですので、早速競馬場へ連れていきました。秋開催直前の発売とかタイミング良すぎる。
▼阪神2R(3歳未勝利)・サマーアイです。
凱旋 posted by (C)Southend
戦いの跡 posted by (C)Southend
勝者の権利 posted by (C)Southend
これまでの鬱憤を晴らすような完勝劇。とにもかくにも勝てて良かった。ウイナーズサークルで「アイちゃん」と呼んでいる女性や幼女がいらっしゃって和みました。アイちゃんもしくは「夏目ちゃん」と皆に愛される馬になってほしいもの。左後肢のケガは気になりますが、いずれにせよこの後は休養だと思いますので、ゆっくり癒してもらえれば。
▼阪神9R(仲秋特別)・2頭出しでした。
ドリームバレンチノ・本馬場入場 posted by (C)Southend
ドリームゼニス・本馬場入場 posted by (C)Southend
三頭併せ posted by (C)Southend
ゼニスは久々にまじまじと見ましたが、本当に良く見えました。なによりこれだけ使い込んで柔らかみが失われていないのが驚異的。レースは追い比べになった後に甘さを見せてしまいました。もっと厳しい流れになった方が持ち味が出るのかも。
一方バレンチノはまだ線が細い感じ。脚元も頑健そうには見えませんでした。レースは前が詰まってしまいましたが、能力的には通用しそうな雰囲気。先がある馬ですし、ここは無理せず一息入れて欲しいところ。
▼その他の写真はこちらから。試しに撮った動画もあります。
posted by (C)Southend▼これまでα330を使っていたので、1日使ってみての比較を。字面のスペック比較は価格.com -デジタル一眼カメラの比較表(α55 SLT-A55V ボディ、α330 DSLR-A330 ボディ)を参照のこと。
プラス面
- 軽い。でも造りが安っぽくないせいか70-200付けてもバランスの悪さは感じない。
- 10コマ/秒の連写機能が強力すぎる。
- コンティニュアスAFモードでの撮りっぱなし追っかけ焦点合わせも実用に耐えそうなレベル。
- そもそもAF機能が全体的に滑らかになっている感じ。適距離なら以前より迷いも減っている印象。
- シャッター音が比較的静か。「カシャッ」じゃなくて「プシュッ」っという感じ。
- バッテリーの保ちもα330に比べて悪くない印象。ゴリゴリ動画撮影なんかしなければ、バッテリーひとつでギリギリ1日いけそう。
- とはいえ、予備は持ってた方が断然安心、というレベルではあり。
- 水平合わせ支援機能が実装されて、特に阪神のような坂のあるコース、変なレイアウトのパドックでは重宝しそう。
- まぁ、レース撮影に振り回してる時なんか見てる余裕はありませんが……。
- 液晶モニターを見ながらの撮影とファインダーに接眼しての撮影を、手動で切り替える必要がなくなった(接眼部のアイセンサーにより自動切り替え)。
- ただでさえ美麗だった液晶モニターがより高細密に。可動域も拡大。
- 露出に合わせてモニターでのプレビューもリアルタイムで明暗が変化。「見たまま」撮れる。
マイナス面
- 使い慣れてないから、という部分が大きいであろうことを前置いた上で。
- 動画撮影を終了する際のボタンの効きが甘い気が。
- 再生モードから撮影モードへの復帰タイムラグあり。撮影済みファイルチェックは事が済んだ後推奨。
- それに限らず、全体的に画像処理時のタイムラグを計算に入れて扱う必要はある感じ。
- 連写機能使用時、ファインダーにしろバックモニターにしろ映像がブツ切り・コマ送り状態になるので、流し撮りがかなり難しい。
- って、コレもしかしたら結構致命的かも……?
▼まぁα330とは値段も全然違うんで当たり前ですが、基本的には全体として良くなったところばっかりという印象。10万を切るエントリー機でこの性能か、と思うと胸が熱くなります。ただ、連写機能はパドックなんかでは超強力なんですが、レースシーンでは前述した理由でかなり慣れが必要かも。もう少し使い込んでから、またどこかのタイミングでレビューできれば。
あと、まだ試してませんがISO値がα330は最大3200だったのが12800になり、しかもマルチショットノイズリダクションというノイズ低減機能も付いたので、夜間や室内の普段撮りにもより使えそう。パノラマ機能も楽しい(上のアルバムにも一枚試し撮ったものがあり)。これ一台あれば……というレベルのデジイチになってくれるんじゃないかと激しく期待しています。