馬の気持ちはわからない(一口馬主遺産)

『馬の気持ちはわからない(『傍観罪で終身刑』改メ)』(http://d.hatena.ne.jp/Southend/)の移転先にして遺跡です

日曜日のレース結果。

http://keiba.radionikkei.jp/news/20060430K36.html
http://keiba.radionikkei.jp/news/20060430K37.html
▼「他の馬の動きに関係なく、自分の乗った馬の残りスタミナとペースに合わせて仕掛ければ、展開なんかに左右されずにその馬の能力を出し切れるんじゃね?」というのは競馬初心者がつい考えがちな机上の空論なわけですが、それを完璧に体現しちゃうんだからこの人馬はたまらん(両方の意味で)よなあ。関テレのゲストの岡部元騎手も、ディープの強さと武豊の仕掛けにひたすら感心してただけだったし。偶像として完璧すぎて、感情移入の余地がないっすわ。ルドルフはちゃんと相手なりに「競馬」してたし、ナリタブライアンは泥臭さと挫折があった。ディープを「英雄」と譬えたのはある意味クリティカルかもしれません。あの馬に熱狂することは、英雄崇拝以外の何物でもない。圧倒的な能力への憧憬と、絶対的な善性への従属。キングジョージを勝って、英雄は伝説になれるか。遠くから遠い目で見守りたい。



http://keiba.radionikkei.jp/news/20060430K03.html
▼ディープの裏でひっそりと、池江パパ厩舎新潟メインも制覇。母がゴールデンカラーズという血統の末脚自慢娘ということで、上がりの早くなる新潟替わりはプラスだろう(注)とチアフルスマイル軸で行ったのに外している自分って・・・・・・。ちなみに相手に選んだのはナイトフライヤーペニーホイッスル。どっちも新潟1400っぽいと思ったのになぁ。

注:TARGETで検索する限り、ゴールデンカラーズは史上2頭目の「上がり3ハロン32秒台」マーク馬。(1997年シルクロードS7着時)



http://keiba.radionikkei.jp/news/20060430K25.html
http://keiba.radionikkei.jp/news/20060430K29.html
▼人気のタイキシャトル産駒がいずれも期待にこたえて快勝。タイキシャトル産駒はこの2回東京で4回芝を走って3勝(5着1回)。だからなんだと言われても困りますが。しかしカタナもゼットキも強いなー。名前負けしてない。



http://keiba.radionikkei.jp/news/20060430K33.html
▼この馬も強い。妙に地味な印象があるのは多分騎手とか厩舎とか馬主とかのイメージのせいで、血統表に並ぶ種牡馬名はかなり豪華というか派手。ブラックタイプが手元にないので良く分かりませんが、祖母も重賞での実績があるようですし。緒戦は逃げていますが、父同様差しに徹した方が味がありそう。中2週での再輸送さえクリアすればという条件が付きますが、低レベルっぽかったフローラS組や、距離延びて良さそうな馬があまり見当たらない既成勢力より魅力的かも。キス&キッスとこの馬ぐらいしか、オークスで積極的に買いたい馬が今のところいないです。抽選組に期待するしかないか。



http://keiba.radionikkei.jp/news/20060430K27.html
フラムドパシオンに20馬身(ぐらい?)ちぎられたフィールドオアシスが順当に4馬身差で快勝。2着のオアシスも人気サイドで、本命党に潤い補給。その後も大荒れだった10R(晩春S)以外は順当な結果(全部1番人気馬が勝利)が続き、今日の午後の府中は穴党受難。