馬の気持ちはわからない(一口馬主遺産)

『馬の気持ちはわからない(『傍観罪で終身刑』改メ)』(http://d.hatena.ne.jp/Southend/)の移転先にして遺跡です

次のサウスニアを牛耳る男、中尾公亮氏とは何者ぞ。

現クラブ所属馬アルシラート新馬勝ち、福島2歳S2着)の購買にも関わり、このたびサウスニアレースホースクラブが馬選びの総括を全委任した中尾公亮氏の厳しい相馬の末に集結した精鋭11頭。
(サウスニア2007年2歳馬募集パンフレット添付資料より抜粋)

▼とりあえず大半の会員としては、「誰やねん」という話です(関西弁かどうかは別にして)。で、そんなふうに具体名を出した割に、その他の言及は一切無く、パンフに同封のクラブ規約も去年の12月に改定されたもののまま。ところが、その規約どおりなら、再ファンド前提の地方転出馬の所有者は(有)日本橋レーシングのはずが、11月中旬に中央登録抹消して名古屋に転出したルクシオンの地方での所有者はこの中尾氏。ちなみにクラブ公式サイトにアップされている規約を確認すると、そちらは今年の11月1日付けで改定されたものであり、該当箇所<22項(1)①>もしっかり書き換えられていました。<関連:(ルクシオン)ふとした疑問。 - きりたのホビーナデイズ。
 まぁ規約が改定されたことは会員ページにおいてアナウンスはされていたわけですし、今後さらに規約の改定の必要性が生じることが見込まれる(もちろん例のファンド法のアレのせい)云々という説明もありましたが、こういう大事な変更点は、可及的速やかに会員全員に周知させるよう手筈するのが筋ってもんではないんでしょうか。第一この部分は国税庁ビタイチ関係ねーし。まさか非会員にも古い紙の規約送ってやしないだろうな、とは思いたくないとこですが。しかし、リニューアルするぞするぞとだけ散々謳っては○○商法と各所で揶揄されるようなキャンペーンを立て続けに打って煽っておいて、結局その内実については未だヴェールの向こう、というここまでの経緯を見ていれば、クラブに不信感を持つなという方が無理ってもんです。
 この中尾氏がどういう立ち位置の人なのかという点については、実はちょこちょこ耳に入ってきていたりもするんですが、どれも不確かだったりネタ元から他言無用を念押しされていたりでまだここには書けません。だもんで、クラブへの不信感を表明することも兼ねて、クラブに質問メールを送りました。まぁ回答は大体分かってるんですけどね。「監督官庁の指導によりまだ詳らかにできません」といったところでしょう。それが事実だとしても、どういう指導がきてるんだかこっちにゃ分かりませんし、知ったことでもないんですよね。その辺の事情まで踏まえての説明責任がクラブにはあるだろう、というのが一会員としてのスタンスです。さて、どんな返事が返ってくることやら。


<追記>
▼クラブから返事来ました。差し障りのなさそうな範囲で一部公開。

(前略)
監督官庁の指導もあり、
正式な変更を終えるまでの期間につきまして
その経過の詳細を公言することを歓迎されていない現状から、
どうしても間接的な告知の手段をとらざるをえない状況にありますことを
どうかお許しいただきたいと存じます。
(パンフレットのご挨拶の内容につきましては、今後の新体制における
 目標、展開であることに揺るぎはありません。またこれらに伴う不具合が
 生じている状況も承知しており、大変申し訳なく思っております)
(後略)

予想通りの回答すぎてある意味冷めました。その「間接的な告知」が不信感を煽ってるんだっての。つーかリニューアルの事前告知は「経過の詳細の公言」なんじゃねーのか、と。(ユーワのように)正式な変更が終わってから一気に発表すればいいものを、例年通り年末に募集開始したい、しかも経営が変わるのを機に新規会員を集めるキャンペーンを打ちたい、っつー手前勝手な都合を優先。でもって、こういうグダグダな展開に持ち込んだことの「不具合」をしれっと「承知しており」と書いてきちゃうということは、これはもう完璧確信犯ってことでしょう。語るに落ちますね。
 税金問題もどうやら希望的観測を許さない方向に進んでいるようですし、いよいよシビアに判断しなければならない局面になってきた感じです。当歳に出資しておいてなんですが、真剣に引き際のことを考えていかないと・・・・・・。


<追記の追記>
▼これはクラブに聞いてもラチがあかないと思って、直接JRAに電凸してみました(えー)。最初対応された広報(?)の人の対応が悪すぎてもう色んな意味で堪忍袋の緒が切れそうになりましたが、最終的には非常に話の分かる方から事情説明を頂くことができ、自分の中で一定の理解は得られました。リニューアル発表が結果として見切り発車となってしまっているという事実、そしてリニューアルキャンペーンの内容自体について、クラブの既会員に対する配慮不足があった、という認識に変わりはありません。しかし、リニューアルの詳細について明らかにできない現状については、クラブとしても痛し痒しであるという事情については、渋々ながら承知せざるをえないところです。おそらくリニューアル問題が一応の決着を見るのは来年1〜2月になるだろう、という見通しだそうですので、それまではじっと我慢するしかなさそう。それで新体制がどんな代物なのか確認取れ次第、また今後について熟考しようかと思います。