馬の気持ちはわからない(一口馬主遺産)

『馬の気持ちはわからない(『傍観罪で終身刑』改メ)』(http://d.hatena.ne.jp/Southend/)の移転先にして遺跡です

オーストラリアのEI状況。

http://www.ausan.com.au/news.htm
ハイランド真理子さんのサイトで、彼の国のEI禍について精力的にまとめ記事をアップされているので、最新版を引用させていただきます。ただ、記事のURLはパーマリンクではありません。出自をはっきりさせておく意味で貼ってあるものですのでご了承下さい。
 で、そこの【31Aug07 更新】分をざっと見ての感想(注:テキストの無断使用禁止と注意書きにあるので、コピペ引用は避けます)。

  • 陽性馬488頭という数字を見る限り、早急かつ厳格な防疫体制を構築したにもかかわらず、感染拡大は防ぎ切れていないように思える。ただし、ほとんどが乗馬用ということなので、サラブレッドと乗馬で扱いが違うのかも。
    • ワクチン接種がないのにこの程度で済んでいるのは努力の賜物、という見方もあるかもしれないが、いかんせん判断材料がない。
  • 死亡馬が出たのは危惧すべき報告。
    • 当該馬の年齢や健康状態がはっきりしないが、ワクチンの恩恵がないと病気単体としても非常に恐ろしいということがわかる。
    • もちろん、感染症としての恐ろしさは言わずもがな。
      • 日本だと競走用サラブレッドには接種されているが、乗馬馬には?
  • 競馬開催を行わないことによる経済的損失があまりにも大きすぎる。
    • しかし政府の救済表明が非常に早く、その姿勢は素晴らしい。
      • もっとも、400万豪ドルでは焼け石に水以前の問題というのも確かで、関係者の継続的な突き上げは必至か。
  • 本当に素朴な疑問だが、「馬インフルエンザの処女地である」というのは「(既に開発されている)馬インフルエンザワクチンの接種を義務付けない」ことの理由・根拠になるのか?
    • 根本的な意味での防疫的不備として、責任問題に発展したりしないのか。
    • それとも「持ち込んだものが悪い」というところで今回は落ち着くのか。


事態は深刻そうです。引き続き注目していきたいところ。